20200616

3ヶ月ぶりのお茶のお稽古。
梅の頃だったのに、もう紫陽花。桜の景色が欠落している。
季節がいくつも飛び越えて、着物が単衣になった。


生徒さんが午前午後に分かれて、少人数短時間、マスク着用、自分の茶筅でお茶を点てるなど、たくさんの配慮の中で、先生と社中との時間、一服いただいたとき、涙がじんわりと滲んだ。

先生がいて、つくばいの水が涼やかで、茶室があって、風が通って、マスクで暑くて、世間話をして、お茶をはいて、アルコールで除菌して、花があって、軸があって、炭をおこして、お菓子もお茶もいただいて、五感全部解放して、味わうんだった。

少し年配の生徒さんが、
「家にいたときは、足が痛かったのに、今日は正座していても痛くない」
と言っていた。

フィジカルとメンタルは、繋がっているし、
この場の持つ力を、表現するのに、的確なエピソードだと思う。

個別の肉体と感覚で、この場を共有する、最高に平和的な時間。
私たちは、この文化や場所を、愛している。