20200618

甥っ子が育てたパンジーを押し花にした。こんなに綺麗に色が残るもんなんだと嬉しくなった。

もともと、こういうことは、あまり得意でなく、子どもにせがまれてやることが多い。

実は、これは2回目のチャレンジで、最初は、私の母と、子どもが内緒話のように花を摘んで、内緒話のようにコピー用紙とクリアケースに挟んで、手渡されて、「これに重しをのせて」とのこと。
「はいはい〜」とそのまま、本をがさっと乗せて、三日経ったころ、ぐずぐずにカビ?て、大失敗となった。

子どもは、大泣きし、一方的に「お母さんのせいだ〜〜〜うわ〜〜〜ん!!!」と責めるので、こちらもカチンときた。
「お母さんは、言われたようにやっただけだよ!」とめちゃくちゃ怖く言って、クリアファイルごと捨てたら、子どもが、黒板に書いてくれていた「すき」って文字と絵を、無言で消した。彼女の精一杯の、私への反発。
涙のあとを残しながら、無言で二人で保育園にむかった。

あとから調べたら、花の水分を逃しながら、乾燥をさせるというのが、押し花成功の秘訣とのこと。子どものころ、やったことなかったな、押し花。大人になって、子どもとの暮らしで知ることがいっぱいある。

このケンカが行われた一週間後くらいに、甥っ子に、彼の家の庭の前で会って、パンジーが植わっていたから、パンジーを切って頂いた。

ティッシュに花を並べて新聞紙に挟んで、毎日ティッシュを替えて、重しをきちんとのせて、3日くらいしたら、シリカゲルの乾燥剤を入れて、念には念を入れて、真面目に押し花を作った。私、思っていたより、子どもに申し訳ないと思ってたんだな。と思いながら。

出来上がったパンジーの押し花は、子どもに大好評で、クリアなフォトスタンドに収まって、飾ってある。

彼女はどっちの思い出を持って、大人になるかな。失敗のパンジーにまつわる風景や嫌なお母さんの姿と、甥っ子とパンジーを選んでハサミで切って、出来上がった鮮やかなパンジーと。
子育て、こういう時に、本当に反省するし、怖くて震える。